2002年に創刊して以来、定期購読されている読者様が多く、中国赴任や留学の準備、HSK(漢語水平試験)等の資格試験対策に活用している方も多数いらっしゃいます。また、近年の中国人観光客の増加によるインバウンドビジネスの拡大で、中国語の国内需要も高まっている今こそ、月刊『聴く中国語』、別冊『聴く中国語』シリーズが、学習者様のお役に立てると存じます。
付録CDには、日本国内にて活躍しているプロフェッショナルによるナレーション、朗読音声を収録しています。また、『聴く中国語』はニュースや日常会話、ビジネス会話、古典など、様々なジャンルを通じて多彩な中国語を学ぶことができます。このCDを活用して、正しく、美しい発音で幾千もの中国語を耳に慣らしましょう。
1、それぞれの観光名所の中国語名を覚えましょう!本誌から名所の名前だけをピックアップし、CDを聴きながら、正しく発音できるよう、かつ、すぐに口から出てくるよう、何度も練習してみて下さい。本誌の中の写真を見ながら、ガイドしているつもりで練習すると、より効果的にマスターできるでしょう。
2、上手なガイドのやり方には、だいたいパターンがあります。いくつかの観光名所をピックアップして、どんなガイドの仕方をしているのか、読みながら自分なりにパターンを見つけてみましょう。そのパターンを身に付けるべく、何度も例文を読み、ある程度は暗記してしまうと良いでしょう。
3、できることなら、中国語を学習している友人知人と実際に観光地を訪れて、自分がガイド役となり、説明してみましょう。ひと通り説明を終えたら、本誌をチェックして、自分のガイドの仕方と比べてみましょう。本誌に載っていない内容を自分が説明したら、それも本誌に書き加え、ガイドの幅を広げていきましょう。
1、CD音声のゆっくりバージョンに合わせて、テキストを見ながら何度も音読します。正しく発音できるまで繰り返します。
2、CDを聴きながらテキストを見ないで何度もシャドウイングします。意味のわからない単語が出てきても、その意味を思い出す努力をしながら聴きます。
3、CD音声のノーマルバージョンを聴きながら、書き取っていきます。
4、重要単語を確認してからテキストを見ないで聴き、リスニングの仕上げをします。
![]() 改訂版 中国語でめぐる日本 東京・神奈川県編 |
![]() 音読でここまでわかる中国ニュース 2 |
“月刊『聴く中国語』の勉強方法”を参考にしていただき、1冊まるごと教材としてお使いいただくことをオススメするのはもちろん、週1回の授業では使いきれない…という先生方には、副教材としての活用をオススメします! ここで、各コーナー別のオススメ活用法をいくつがご紹介いたします。
初級・中級者向けのクラスでは、生徒さんにまずテキストを見ないで聴いてもらい、どんな内容かを確認してもらいます。その後、テキストを見ながら聴いてもらい、おおまかな内容をつかんでもらったら、ゆっくりスピードでシャドウイングします。できれば、最終的にノーマルスピードでシャドウイングできるまでになるのが理想です。
上級者向けのクラスでは、一回目はテキストを見ないで聴いてもらい、二回目でシャドウイングしてもらいます。何度かシャドウイングして内容をつかんだら、その内容について、中国語でディスカッションしてもらいましょう。
ニュースフォーカスの中から1つ気になるニュースを選び、そのニュースについて自分で調べます。そしてニュースに対する考えや、社会の反応などをまとめ、中国語で発表。これは、グループでやってもゼミなどで1人ずつ発表してもOK。
1つの物事を深く調べる力、中国語で自分の考えを述べる力が身に付きます。クラスで1つトピックを選び、2つに分かれてディスカッションをしてみるのもおもしろいです。中国語スピーチコンテストなどに挑戦する際にも役立ちます。
リスニングや文法といった難しい勉強で生徒さんが疲れてきた時、「メロディーにのせて覚えよう中国語」や、「音読で味わう中国古典名作」の漢詩など、楽しく学べるコーナーをぜひ、取り入れてみてください。学期末に、ミニカラオケ大会、漢詩朗読大会を開催してみるのもオススメです!正しく美しい発音を身につけるきっかけになります。中国人が実際に日常で使う言葉の習得と、中国人と同じ様に話せるようになることを目的とした勉強法です。ロールプレイングもオススメです!